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● やさしく学ぶマネジメント 〜 利益向上のヒント満載 〜

 ( ^o^)y 会社にとってどのような人材になりうるかが大切


───────────────────── 2006年12月08日 [第059号] ─

 [本日の読者様] 468名(mag2:402/melma:34/melten:32)
 [ホームページ] http://future-maps.com

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 [目次]

 ・会社にとってどのような人材になりうるかが大切
 ・半田を事例にした品質MSと環境MSの融合のお話

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 [今週のコーナー]

 ・読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
 ・今日の現場 〜現場のちょっと泥臭いお話〜

 [お休みのコーナー]

 ・今日のちょいネタ 〜身近で見つけたちょっと気になるマネジメント〜
 ・知ったかぶりネタ教えます 〜ご隠居さんのちょいといい話〜
 ・八っつあん熊さんにも分かる 基本のき 〜ISOのお噺(はなし)〜
 ・与太郎さんのおすすめ書籍・メルマガ


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■ イントロだぁ〜くしょん!
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チキチャンリンチャンリン。ドドン!

え〜。毎度お運び頂きましてありがとうございます。

仕事の質改善コンサルタントの大日向礼子です。

公私ともすることが増えており,発行の間隔が空いてしまいました。(^^;
 ↑
(忙しいというのは,心を亡くすということを,「モモ」で再認識してから,
あえて, 忙しいと言わないことを意識しています。)
(−−;何が違うの?と,問い詰めないで下さいね。気持ちはポジティブに!

今回も,読者の皆様からお便りが届いています。

前回,前々回のメルマガは,権限委譲,賃金,イノベーションなどの話題に
対し,マネジメントする立場の方のコメントを取り上げました。

今回は,マネジメントされる側(現在は企画などをしてする側のようですが)
からの視点で,ご意見を戴いています。

コミュニケーションは,経営の根幹を成すものです。
双方のやり取りがあって初めてコミュニケーションですので,上司の考え方,
部下の考え方を理解したうえで,人間としてお付き合いできるときに,仕事の
パフォーマンスの向上があるのだと思います。

ということで,
今回も,皆様と一緒に「仕事の質改善」のヒント分け合います。

それでは,元気にいってみましょ〜!


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■ 読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
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●会社にとってどのような人材になりうるかが大切


いっしょに歩こうさんからメールを戴きました。ありがとうございます。
前回のメルマガ「読者の皆様」コーナーでのご意見,
「時給800円程度の者を上手に使うのが良い経営者」に対するご感想です。

掲載許可を得て皆様に展開しています。


----- ここから -----

「時給800円程度の者を上手に使うのが良い経営者」
個人的には,この表現に納得がいきません。

エリート街道まっしぐらの方たちには(なのかわかりませんが),やはりいろ
いろな人たちの大変さは見えないのかな…,なんて勝手な想像です。

大日向さんは女性でありながら,子育て,仕事を両立されておられるので,
また違う見方があることでしょう。
私は700円パートから始まって社員になったので,これまたいろいろ考えること
があります。


>> スーパーの店員の質が低下しているという話を聞くが,非正社員として
>> 時給800円程度で働いている者に何を望むというのだろうか。

> 目からウロコの表現と思いました。同感です。
> 時給800円程度の者を上手に使うのが良い経営者と思いました。

事情はどうであれ,経営者はそういう考え方をしているのだと,私にとっても
目からうろこでした。

私も最近まで時給800円で働いていましたし(現在は正社員),自分の持ち場は
大切に守ってきたつもりです。
実際,私の知る人たちは,時給800円程度にも関わらず丁寧な仕事をしています。

現在は変わってきていると思いますが,女性は一昔前は一度出産などで,
家庭にはいり仕事を始める中で,簡単に正社員になれない事情がありました。
(男性はそのような苦労なく,とりあえず仕事を続けていけるわけです。
能力を発揮されているから経営もされているのでしょうが…。)

働く女性の中には家庭の事情で時給の生活をされている方もいます。
それをおそらくは男性と思われる,経営者が一律「800円程度」という輪切り
の仕方で人を見る人たちに,人を使うことは出来るのでしょうか。

それこそ良い経営者なのか疑問です。

一人ひとりが会社にとってどのような人材になりうるかをみて,適材適所で
生かしていくこと。
自分の会社で,さまざまなご縁で働いてくれている人に,感謝をしながら経営
していくことが,大切なことだと思いますが。
いかがでしょうか。

もっと大きな視点から考えておられる頑張る団塊世代さんのご意見に賛同いた
します。

----- ここまで -----


いっしょに歩こうさん,ありがとうございます。
働く女性からメールを戴くと,とても嬉しいです。

このメルマガのテーマでもある「仕事の質」に性差は関係ないのですが,自身
が働く女性ということで,女性の意見には特に反応しています。(^^;ゞ

いろいろな考え方があり,この話題は広がりを見せていますね。

女性が社会進出する現代に意識がついていかない男性(男女で見てはいけない
のですが)が,多いのは事実かも知れません。

「時給800円程度の者を上手に使うのが良い経営者」というのは,恐らく偏見
でいっているのではないと思いますよ。
それは,ディズニーランドを事例に上げているからです。
(人材を上手く活用しているということ)

ディズニーランドで働く人の多くは,お金ではない,承認の欲求や,自己実現
を満たす方向に,人的資源の活用を見出しているというところが上手く使って
いるという発言になっているのだと思います。(^^;推測ですが…。

脳の研究においては,性別による能力の差はないということも言われています。
女性はまだまだ,男性にとってマネジメントしにくい存在(個々には違うと思
いますが,全般論として)と思われているのだと感じます。

マネジメントしにくい存在というのは,語弊があるかもしれませんが,
自分をアピールするのが上手くない(内面を外に出さないので何を考えている
か分からない)という女性が,男性上司から見て多いようです。

「会社で働く」ということは,自己実現の場でもあるわけで,決してやさしい
ことでもないし,遊びの場でもありません。

私たち働く女性が,次に続く女性たちの道を切り開くよう,行動しないといけ
ないと思います。大変なことですが。(^-^)

私も,子供を生んで職場に戻ったとき,お母さんが家にいないと子供がかわい
そうだと言われました。
(お父さんはいなくてもかわいそうじゃないのかしら…?
でも,世間の目とは,そういうものなのです。)

男女雇用機会が増えても,性差による意識がまだまだ多いのが現実ですので,
逆にいい加減な仕事は出来ないと思いました。
実際,女性は未だ男性より厳しい立場に置かれていると思います。


時給のパートの話と,人材と適材適所でおまけのお話をひとつ。

現在のブックオフの社長は,時給のパートから出発の女性ですよね。
パートタイムだから,偉くなれない,仕事はいい加減ということは決してない。
というのがこの例からも分かります。

その人その人の長所を,その会社の経営で生かせれば,抜擢されるのですし,
ブックオフの例でも,話題作りや人寄せパンダではなく,会社の舵取りを上手
くやれる人材であったからこその登用なのです。

そして,人が集まってくるような人格者であることが大切ですね。
人格者といっても,偉くないといけないとか,有名でないといけないというの
ではなく,人から信用・信頼される人柄ということです。

経営者/リーダーが,従業員の意識を正しく汲み取ることがとても大切です。
前回の繰り返しですが,経営者自身が,10年1日のごとく,同じ意識で上から
物を見る意識では,これからますます雇用ということが難しくなってくると
思われます。
「変われる」ということが,経営にとって必要なのです。


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■ 今日の現場 〜現場のちょっと泥臭いお話〜
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●半田を事例にした品質MSと環境MSの融合のお話


このメルマガは,仕事の質について様々な角度から意見を述べたり,皆様の
ご意見を戴いています。

今回は,各マネジメントシステム(以下MS)を別々に独立で運営している企業
に向け,各MSは一緒にも運用出来るというヒントをお話したいと思います。

半田を事例にしてお話をしますね。
ややメーカよりの事例ですが,内容的には分かりやすいと思います。
(製造メーカでない方も,日曜大工や,ステンドグラスなどを嗜む方なら,
すっとはいっていけるでしょう。)


半田といえば,一昔前は鉛が入った半田が主流であることはご存知の通りです。
最近では,製品含有化学物質の管理ということで,
欧州における有害化学物質規制(RoHS)が2006年7月に施行され,有害物質
である鉛を使わない半田,いわゆる鉛フリー半田が主流となっています。


では,半田のおさらい,知らない人はお勉強ということで下記に示します。

一般的にメーカでよく使われていた半田は,共晶(きょうしょう)半田でした。
共晶半田を記号で表すと,63Sn-37Pb(Sn(すず)63%+Pb(鉛)37%)です。

他にも,50Sn-50Pb,60Sn-40Pbなどがあります。
ここで,各金属の融点に着目しますと,鉛は327℃,すずは232℃です。
鉛とすずの合金である共晶半田(63Sn-37Pb)は,個々の融点よりも,かなり
低く183℃です。
扱いやすさの点から,製造メーカーでは,共晶半田が多く使われていました。

一方,環境影響の関心やMSの広がりなどから,汚染物質を排除した製品を作ろ
う(汚染物質が入っている商品は買わない)という動きが活発になり,半田に
おいても,鉛フリー半田というものが主流になってきました。

鉛フリー半田は,読んで字のごとく鉛が入っていない半田のことです。
メーカーで多く使われている鉛フリー半田は,Sn-3Ag-0.5Cuです。
これは,Ag(銀)を3wg%,Cu(銅)を0.5wg%含有するSn-Ag-Cuです。
wg%は,重量比率(weight per cent)の単位です。
融点でみますと,Sn-3Ag-0.5Cuは,213℃です。

これは,化学記号をや融点を覚えるためにお話したのではなく,環境への対応
を考えることは,品質にも影響を及ぼすということが言いたかったのです。

すなわち,
Sn-3Ag-0.5Cuの鉛フリー半田を使うと,電気部品にそれだけ熱をかけていると
いうことです。
183℃の融点が213℃になったのですから,当然,耐熱性の低い部品は,従来
とは異なる品質保証体制を確保しなければなりません。

また,メーカーにとっては,融点が従来比で変わらない,鉛フリー半田の開発
など独自または研究所と共同研究などで進めていく必要があります。
これは,各所で研究成果などがでていますのでここでは述べませんが,大事な
ことは,材料が変わるということは,品質が変わるということを意識下に置か
なければいけないということです。
決して,ISO 14001だけの活動ではないのです。

また,半田のやり方には,フロー半田,リフロー半田,コテ半田があります。

 フロー半田:半田を高温に溶かし込んだ半田槽に電極部を通して半田付け
 リフロー半田:クリーム半田を基板に塗布し熱を加え電極部を半田付け
 コテ半田:コテ先に糸はんだを供給して半田付け

品質MS(以下QMS)の視点では,良く見かける有資格者として,半田技術者は,
教育を受けて資格者認定されています。

半田は検査で製品を壊して確認することが出来ないため,非破壊検査です。
このような工程では温度管理により,半田がきちんと製品に乗る状態になって
いるかを代替指標として確認します。
温度管理が品質に影響を及ぼす管理指標ということです。

また,手半田を行なう工程がある場合は,それこそ温度管理が重要です。
コテ先温度の管理は,それこそ,各有識者任せです。

一度,資格者認定をした半田技術者でも,半田の種類が変わって融点が変われ
ば,当然,再認定などの処置が必要となるのです。

それが,QMSから見た場合の,仕組みの有効性が確保されていて,継続的改善
が図れている姿というわけです。


今回は,半田という極一部に焦点をあててお話しましたが,品質,環境を独立
で考えるのではなく,一緒に考えていくことにより使えないと思い込んでいた
MSが,命を吹き込まれた活きたMSになるのです。

品質計画を立てて業務を進めていくのは,QMSの要求事項から構築された活動
です。例えば,設計管理でみると,品質計画は「プロジェクト計画書」などが
あたります。
プロジェクト計画書の中に,環境配慮事項を一緒に記載するのです。例えば,
環境にやさしい製品が目標なら,有害物質ゼロで製品化とすると,当然,半田
も鉛フリーになります。

そこで,品質重点監視ポイントとして,管理項目に取り上げるなどするのです。
このように考えていくと,QMSと環境MS(以下EMS)は,自然に融合の方向へと
向かうはずです。

これは半田の一例ですが,環境負荷低減のための品質計画は山ほどあります。

容積を小さくするということも,輸送燃料が少なく済むので,トラック輸送で
あれば二酸化炭素排出量が抑えられるのです。
一方品質面から見ると,容積を小さくするということは,材質や部品の変更,
実装方法や配置の変更などを伴うので,従来と同じ品質を確保するために,
品質保証の観点からすると工夫が必要なわけです。

QMSとEMSは切り離せない関係なのです。

(^^;こういう話を書き出すときりがないので,この辺で…。


日本のEMSは,世界の取得率のNo.1です。
でも,ごみ規格と言われています。なぜでしょう…。
それは,紙・ゴミ・電気に着目した活動ばかり力を入れているからです。

製品を提供する企業であれば,品質と環境の関係から,環境負荷低減の視点か
ら品質を確保し環境にやさしい活動をすべきですし,サービスを提供する企業
も提供するサービスがお客さまの満足を得(高品質),環境に負荷を与えない
行動をとることです。

MSは経営の仕組みです。上手く使うか否かはトップマネジメントの力量です。
それぞれのMSを正しく理解し,運用して欲しいと思います。
(これは,QMS,EMSに限らず,ISMSなどでも当てはまることです。)


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■ 編集後記
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先週の土曜日,下の息子のサッカークラブの試合がありました。
5つの幼稚園が集まって(うちひとつは連合チーム),4チームで総当りでした。

幼稚園児なので,パスや陣形などはなく,ボールに向かってみんなんで
団子になっているのですが,それなりに,ボールが行き来するので,
結構楽しめました。

息子の幼稚園チームは,2勝1分で,1位となり,息子も一回ゴールした
ことを静かに満足していました。
(^^; あまり喜びを表に出すタイプではなくシャイなのですが,
    顔が満足げでした。
    そういうところが,これまたかわいいのです。

子供の虐待やら,いじめやら,世間では悲しいニュースがあまりにも多いの
ですが,子供と楽しみや喜びを共有,共感できる場に自分を置いてみますと,
そんなことは出来ないと思います。

相手を思いやる心や,コミュニケーション技術は,親子だって同じです。
マネジメントや仕事の質をいつも考えていると,会社も子育ても,スキル的
には同じような力量が求められていると思います。

皆様はどう思いますか?

おあとがよろしいようで。。。


デデン! 


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■ やさしく学ぶマネジメント 〜利益向上のヒント満載〜
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[発行責任者] 大日向礼子(仕事の質改善コンサルタント)

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