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● やさしく学ぶマネジメント 〜 利益向上のヒント満載 〜

 ( ^o^)y 管理部門やプロジェクトリーダーの役割って。


───────────────────── 2006年03月22日 [第047号] ─

 [本日の読者様] 483名(mag2:418/melten:36/melma:29)
 [ホームページ] http://future-maps.com

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 [目次]

 ・管理部門やプロジェクトリーダーの役割って。
 ・花王の「知」って何だろう。少し分かるかも。

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 [今週のコーナー]

 ・今日のちょいネタ 〜身近で見つけたちょっと気になるマネジメント〜
 ・与太郎さんのおすすめ書籍・メルマガ

 [お休みのコーナー]

 ・読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
 ・今日の現場 〜現場のちょっと泥臭いお話〜
 ・八っつあん熊さんにも分かる 基本のき 〜ISOのお噺(はなし)〜
 ・知ったかぶりネタ教えます 〜ご隠居さんのちょいといい話〜


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■ イントロだぁ〜くしょん!
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チキチャンリンチャンリン。ドドン!

え〜。毎度お運び頂きましてありがとうございます。

仕事の質改善コンサルタントの大日向礼子です。

私は,ISO 9001に深く関わっているというのは皆様ご存知だと思いますが,
まあ関連する仕事として,プロジェクトをうまく進めるための標準化なども
やっています。

最近,内部統制とか,コーポレートガバナンスという言葉を耳にすることが
増えてきたと感じている方もいると思います。

統制したりガバナンスしたりするのも,それ相応の標準化が必要です。
「それ相応」と言うのがミソですが,過度でも駄目ですし,不足でも統制する
ことが出来ません。プロジェクトも全く同じなんです。

標準化をする際には,大体どの仕事でも,現状とのギャップ分析です。
それは,ISO 9001とのギャップだったり,COSOとのギャップだったりします。

いずれにしても,最初のステップとして標準化を行うわけですが,大体多くの
人が,標準化されるとそこで「あ〜出来た。」と安心してひと段落してしまう
のです。

本当は,標準化した後が本当のスタッフ(事務局だったり,コンサルだったり
企画管理部門だったり)の腕の見せ所なんですけどね…。
多くの企業が「仏彫って魂入れず。」状態なんです。

先日,プロジェクトを進めるためのインフラ・手順類などは整備できて,それ
なりに動き始めて入るけれど,どうも設計者側にやらされ感がある,なんのた
めにやっている(管理している・されている)のか良く分かっていない。とい
う問題を抱えているスタッフ・推進者と話をしました。

なるほど手順はそれなりに良く出来ている。マネジメント的に間違っていない。
何が足りないのが…。

それは,実際,その管理ツール・手順類を使う現場の人たち(SE,PMなど)の
気持ちなんですよね。なんでやるのか理解できていない…。やらされ意識。
でも,理解してやれば,仕事の満足感もあがるはずなんです。

結局,人を上手く動かせないと,道具だけ立派でも駄目なんですよね。

そんな話で,今回も「仕事の質改善」のヒント分け合います。

それでは,元気にいってみましょ〜!


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■ 今日のちょいネタ 〜身近で見つけたちょっと気になるマネジメント〜
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●管理部門やプロジェクトリーダーの役割って。


少し前に某マネジメントの研究会で知り合いになった方と,お話をした内容を
一部引用しながら,身近で見つけたちょっと気になるマネジメントを展開して
いきましょう。

(^-^)引用を快諾してくれた匿名薬局さんありがとう!


匿名薬局さんとは,コーポレートガバナンスとか内部統制とかいっても,標準
がきちんとしていないと駄目だとかISOってちゃんと使えば使える規格だよね。
という話をしていました。

そして,後日メールを戴いたのが下記です。


----- ここから -----

我々製薬会社の工場では,ISO9001もそうですし,GMP(*1)という厳格な基準
で管理されています。

ところが,3年前に工場から本社の情報を扱う部門に異動したら,こちらは
業務が標準化されてなくてとても効率が悪く愕然としました。

業務を交通整理してあげてシンプルで過剰すぎない品質で作業が出来たらいい
のになぁ,といつも思います。

この発想は工場も本社も同じだし,通常業務もプロジェクトも同じですよね。

管理部門やプロジェクトリーダーは良い業務環境をつくってあげるサービス業
なのだ,と最近よく思うようになりました。

これからはもっと洗練されたサービスができるように勉強していきたいですね。

 *1 適正製造基準(GMP;Good Manufacturing Practice)

----- ここまで -----


そう!!
そうなんです!

 「管理部門やプロジェクトリーダーは良い業務環境をつくってあげる
  サービス業なのだ,と最近よく思うようになりました。」

ここポイントです!

管理部門やプロジェクトリーダーの役割は,いかに良い仕事環境を与えて気持
ち良く仕事してもらえるかなのです。


プロジェクトリーダーというと,先頭切って旗振らないといけないような気が
しがちですが,実は,プロジェクトをうまく進めて成功させるためのコツは,
もっと別なところにあります。

すなわち,プロジェクトメンバーの性格と力量に合った,適切な内容の適切な
量の仕事を配分しない限り円滑な進捗・成功には結びつきません。

プロジェクトリーダーはプロジェクトを円滑に進めるための黒子です。
リーダーがでしゃばって目立っているプロジェクトはろくなプロジェクトじゃ
ありません。絶対どこかでつまずきます。

というのは,そのようなリーダーは,メンバーを心から信頼もしていないし,
メンバーも(実は)リーダーを信頼していないからです。
欧米は契約社会で,見合った給与で一定の仕事をこなすというドライな関係な
のですが,日本人はもっと心の結びつきが作用しているのです。


そして,プロジェクトメンバーの性格と力量に合った適切な内容の適切な量の
仕事を配分が出来ずに,金太郎飴のように一律同じ目標でみんなを管理しよう
とするリーダーは,能力のあるメンバーを潰しかねません。

逆に,能力のある人の中には,見えないところで手を抜く人も出てきます。
そして,目一杯仕事をしている振りをするのです。
こうなったらプロジェクト的にはだいぶヤバイ状態です。


「良い業務環境をつくってあげるサービス業」というところに,私が同調した
のは,サービスを与える相手に,仕事の上での満足感を与えることだからです。
満足感を与えられれば,見えないところで手を抜く人はいません。
手順を使うこと,管理されることを,理解して行動できるはずです。

とは言うものの,スタッフ部門(管理企画部門)が現場(設計者など)に満足
してもらえるような状態を提供するとか,上司やプロジェクトマネージャーが
部下やチーム員に満足を与えるとか,結構難しいことであると思います。

そこで,当該メルマガ第35号にも書いた「サーバントリーダーシップ」(奉仕
の精神のリーダーシップ)という考え方が役立つのです。
いわゆる逆ピラミッド構造のCS(顧客満足)の考え方です。従業員に置き換え
るとES(従業員満足)です。

サーバントリーダーシップを実践するにはどうすればいいのか?


最近,私,良く考えるんです。

人間は,育った環境も,育てられた親も違うので,自分の価値観と相手の価値
観は違って当然です。それはひとりひとりユニークであるわけです。

ということは,部下・チーム員のひとりひとりの個性・癖などを知ることです。

何を与えてどこを褒めればAさんは力を発揮するのか?
Bさんはどの仕事にスペシャリティーがあるのか?
Cさんは物怖じするタイプなので一人でコツコツやることに向いているのか?

など,各人のパーソナルも知り適材適所のパズルのぴったりする組み合わせを
探すのです。
これらも,「良い業務環境をつくってあげるサービス業」と言えませんか?

標準類を整備して環境を作る役割の人と,人を動かす役割の人と,
自分のそれぞれの立場で「良い業務環境をつくってあげる」ことに専念して,
職場を会社を日本を明るくしてもらいたいものです。(^-^)v


頑張ってください。匿名薬局さん。あなたならきっと出来ますよ。


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■ 与太郎さんのおすすめ書籍・メルマガ
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●花王の「知」って何だろう。少し分かるかも。


ある集まりで,花王の「知」って何だろう。という,ディスカッションをした
ことがあります。顧客の潜在要求にあった製品を提供できるその「力」はどこ
にあるのか知りたいと思っていました。

花王は,私の生活の中では毎日お世話になっている企業です。
というのは,エコナ油,ヘルシア緑茶,アジエンスなど,もしなくなったと
したら,私の生活は非常に困ってしまいます。
(^^;気がつくと花王製品に囲まれている私…。

エコナ油,ヘルシア緑茶,アジエンスはどれもプレミアム価格であり,高いの
ですが,ついつい私も買ってしまいます。

花王で執行役員を務めた今村哲也氏の「ガツンと事業をつくれ!」を読んで,
花王の強さが分かったような気がします。


ガツンと事業をつくれ! 花王で学んだ研究開発精神
今村 哲也著
税込価格 : \1,890 (本体:\1,800)
出版 : 生産性出版
サイズ : 四六判 / 244p
ISBN : 4-8201-1813-7
発行年月 : 2005.9
http://www.bk1.co.jp/product/2598445/p-hina56226


「会社も個人も自律性を持つ。」素晴らしい考え方です。
発想の観点がユニークでアイディアが次々でてくるのは指示待ち族ではなく,
自律型の人材が育つ社風の花王だからこそなのだと感じました。

花王は後発でフロッピーディスク事業を立ち上げたにも関わらず,世界トップ
シェア15%を取っていた事業であることを知る人は少ないでしょう。

事業とは目論見を持って自分の立てた目標につきすすめば必ず活路が開けるの
だという,今村哲也氏の研究者としての,熱き思いと研究開発にかける執念が
伝わってきます。だからこそ,次々ヒット商品を生み出せたのだと思います。

製造業も今やサービス業だという考え方もあちこちで聞きますが,エコナ油や
ヘルシア緑茶などは機能食品なので,機能を提供すると考えるとサービス業と
解釈出来なくもないですが,その機能を実現するためのコアが研究開発であり
製造業のなせる業だと私は考えます。

この書籍は,今村哲也氏の実体験から学んだことや考えたことをまとめであり,
「研究開発精神」「研究魂」のヒントを提示してくれています。
読み終えると,製造業は頑張ってるぞ!日本を支えてるぞ!と思わず心の中で
ガッツポーズをしたくなりました。(実は,製造業びいきです。)


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■ 編集後記
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人を上手く動かすといえば…。
ホットな話題ではワールドベースボールクラシック(WBC)ですよね。
チーム・ジャパンの王監督,人の采配上手いです。

監督ってすごい商売だな〜。と初めて実感できました。
だって,誰を使うかによって勝敗決まってしまうわけですから…。
でも,監督に応えている選手もすごいですね。一丸となるとはこういうことを
いうんですね〜。

選手もすごいプレッシャーですよね。
川崎の6回,7回と連続エラーをしてしまったのは,見ていていて,頑張れ〜。
負けるな〜。という祈る気持になりました。
でも,川崎が9回ですごいスライディングでホームに戻って来て,思わず自分
も握りこぶし状態で,「よっしゃぁー!」とか言ってました。(^^;ゞ 
アウトかと思ったら右手でホームベースをタッチしてました。すごいすごい!

選手の気迫すごかったです。
特にイチロー。野球に命かけてるんですね。
イチローの気迫がチームに伝播したということも勝つことが出来た一つの要因
としてあると思います。

韓国戦2敗してもう駄目だと思った王ジャパンが,終わってみれば初代優勝だ
なんて,ドラマチックです。誤審などもあり,日本に逆風だったのにそれを
跳ね除ける力がチームにはあったんですね。


プロジェクトや業務の組織でも同じですが,中にいる人のモラール(士気)や
モティベーションなどを高めて,最高の状態で人を動かすことが出来れば,
どんな壁も乗り越えていけます。

その最高の状態にお膳立する役割の人が,職場の責任者,プロジェクトリーダ,
企画管理部門のスタッフなんですね。

自分の部下を活き活き仕事させるための黒子であれ!


ところで,WBCのティファニー製優勝トロフィーは,一体どこに飾られるんで
しょうか?誰か知ってますか?一般公開とかあるのかな〜。
(−− ミーハー。


おあとがよろしいようで。。。


デデン!


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■ やさしく学ぶマネジメント 〜利益向上のヒント満載〜
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[発行責任者] 大日向礼子(仕事の質改善コンサルタント)

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