●○●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○●
● やさしく学ぶマネジメント 〜 利益向上のヒント満載 〜

 ( ^o^)y 規格を使いこなして効果をあげる


───────────────────── 2005年07月28日 [第034号] ─

 [本日の読者様] 511名(mag2:443/melten:36/melma:32)
 [ホームページ] http://future-maps.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●○●

 [目次]

 ・規格を使いこなして効果をあげる
 ・TR Q 0005及びTR Q 0006(クォリティマネジメントシステム)

───────────────────────────────────

 [今週のコーナー]

 ・読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
 ・与太郎さんのおすすめ書籍・メルマガ

 [お休みのコーナー]

 ・今日の現場 〜現場のちょっと泥臭いお話〜
 ・八っつあん熊さんにも分かる 基本のき 〜ISOのお噺(はなし)〜
 ・今日のちょいネタ 〜身近で見つけたちょっと気になるマネジメント〜
 ・知ったかぶりネタ教えます 〜ご隠居さんのちょいといい話〜


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ イントロだぁ〜くしょん!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

チキチャンリンチャンリン。ドドン!

え〜。毎度お運び頂きましてありがとうございます。

仕事の質改善コンサルタントの大日向礼子です。


先日,ISO 9001の事務局をやっている方とお話をしました。

その方いわく,「今週から2週間はQMSの内部監査で,終わったらすぐ,
ISMSの外部監査があるんだよ〜。環境もあるしやってられないよ…。」
ということでした。

マネジメントシステム構築をそれぞれ違う部門が主管して運用していると,
生い立ちの違うマネジメントシステムがたくさん出来てしまいます。

あとで,じゃあまとめてひとつで運用しましょう。と言っても,
容易に出来るものでもありません。

それぞれの規格の共通点や補完し合える部分を見つけて,融合するには
どこに着目すればいいかなど,ひとつづつ考えていく必要がありますね。


こんな観点で,今回も「仕事の質改善」のヒント分け合いましょう。

それでは,元気にいってみましょ〜!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●規格を使いこなして効果をあげる


匿名希望 半導体 商太郎さんから,メールを戴きました。
掲載許可を得て皆様に展開しています。

メールのやり取りでお話をする中で,少し長くなっていますので,
今回と次回の2回配信により,「読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜」
コーナーでご紹介致します。


----- ここから -----

弊社では4年前にISO 14001を認証取得し,現在はISO 9001の認証に向けて,
QMS構築作業の真っ只中です。

私はISO事務局として,双方の構築・推進に関わっています。
(事務局といっても,他業務兼務の2人体制ですが^^)

これから,経営者や管理者・社員に向けて導入時教育を実施するにあたり
貴メルマガに出会えたことを幸せに感じています。

弊社は半導体・情報機器の商社ということもあり,顧客である電気メーカから
の要請を受けてISO 9001の認証を決断したためか,社内では「やらされる感」
が満載です。

大日向様の一貫した「規格を使いこなして効果をあげる」といったお考えは
推進者としての願いであり,私自身の考え方・表現方法を整理するには最適の
内容でした。

またコミュニケーションや顧客満足の監視など,QMS構築に際してもヒントと
なる内容が数多くありました。

一度動き出した仕組みや印象を後から変えるのはなかなか大変です。
導入当初から「規格を使いこなして効果をあげる」ことを根付かせることが出
来るように,QMS構築・導入時教育では強く意識して進めてみたいと思います。
有難うございました。

弊社はこれからEMSとQMS(その他ISMS)といったマネジメントシステムを複数
抱えることとなります。

本来,経営者は利益・CS・環境・CSR・危機管理といったあらゆる要素を踏まえ
て経営判断を行うものであり,マネジメントシステムがバラバラに運用されて
いくことに違和感を感じています。

先進的な組織では「統合」が進んでいるようですが,実態としてはどのような
仕組みで,本当にうまく機能しているのでしょうか?

個人的には「規格を使いこなして効果をあげる」という意味で是非統合を目指
したいとは思っています。

機会があれば,メルマガのテーマとしてでも取り上げて頂ければ幸いです。
最後になりましたが,貴メルマガの益々のご発展と,楽しい話題の提供を
祈念しております。

----- ここまで -----


半導体 商太郎さんありがとうございます。

半導体 商太郎さんの,ご感想やご意見とても良く分かります。
事務局で実践している人にしか分からない親近感ですよね。(^^;

>弊社は半導体・情報機器の商社ということもあり,顧客である
>電気メーカからの要請を受けてISO 9001の認証を決断したためか,
>社内では「やらされる感」が満載です。

これ分かります。

自発的に取り組む姿勢に変えないと,惰性で取得して,お守り役の事務局が
大変というパターンに陥ります。

あまり,ISO 9001を意識しないほうが良いですね。
事務局としては,経営品質を改善するとか,改革する意識で取り組んだほうが
良いと思います。


ISO 9001の2008年改定では,MB賞の考え方が取り込まれることは確実ですので,
今からISO 9001の仕組みを構築するなら,
MB賞(日本で考えればJQA(日本経営品質賞))の考え方を取り入れて仕組み
を作ると,
 経営に役立たないくせになんでやるの?
 顧客が言うからしょうがないよね…。
という感じは薄れると思いますよ。


半導体 商太郎さんのビジネスが商社ということでしたらISO 9001だけではなく,
サプライチェーンマネジメントや,電安法など日本国内で守るべき法規類など
全体を管理することを,規定つくりの枠組みに入れると良いと思います。

統合マネジメントをうまくやっている会社ということですが,
実態は,トップの規定は一緒で中で分かれる。なども多いですし,
本社・関連企業などを一緒の規定で運用していますという会社でも,現場には
多くの手順類が存在しています。

一部専門家の中では,統合は融合ではない。という声も聞かれます。
私もそう思います。理由は,統合といっても頭だけ一緒で中身は別々という
マネジメントシステムの作り方をしている企業が多いという実態があるからです。

でも,本当に全体を統合してうまく運用している企業もあることは事実ですので,
一概には言えませんが…。
融合(とけあうこと。とけて一つになること。)という所まで進んでいる会社は
わずかだと思います。


半導体 商太郎さんの会社では,EMSの仕組みをどういう形で決めているか分かり
ませんが,紙・ゴミ・電気では,たぶん会社の役には立たないでしょう。
日本はゴミ規格だと嘲笑するものもいます…。(−−;

紙・ゴミ・電気だけの取り組みでは,CSR的に環境にやさしいですとアピール
するための道具くらいにはなりますが,経営に直結したEMSにはならないです。


融合という観点で,ひとつお話すると,

ISO 9001で,製品実現の計画という項がありますが,
例えば,設計・開発をする会社なら,その開発計画書に,環境の側面を入れる
と良いですね。

例えば,以下などです。
 ・消費電力の低減(製品を使用する際の環境負荷低減です)
 ・装置の軽量化(輸送の環境負荷を低減:CO2排出抑制,温暖化防止などです)
 ・部品点数の減少(リサイクル率向上,廃棄時の環境負荷低減などです)

購入部材を使う際は,
 ・グリーン調達の考慮(有害物質抑止や,リサイクル品を調達するなどです)
 ・有害物質のメーカーへの調査など(使用抑制など必要です)

開発段階で考慮できる,環境の側面があります。

これは同時に品質計画書でもあるわけです。

このような観点から,ひとつづつ,統合でなはく,融合していくことを考える
と良いと思います。

商社であれば,購入仕様書などで,サプライヤーに,製品に関する「環境目的」
として,半導体 商太郎さんの会社で取り組んでいるEMS活動を盛り込んでみる
のもひとつです。
その際,購入仕様書も商社にとっては品質保証するためのプランの一つと位置
付け,品質計画書の一部にできるはずです。

その際,一方的に要求しても,特に海外のサプライヤーは駄目なので,お互い
が不利にならないレベルで整合する努力は必要ですね。


あと,融合しやすいのは,教育,内部監査ですね。

内部監査員は,環境・品質両方の知識があり,ある程度センスもある人でない
と見るのが難しいです。(力量があること。)

内部監査は,これからますます重要になってきます。

有効性の内部監査のセミナーなどの講師を行ったときも,
聴講者に,経営者,管理責任者,QA職場の方(事務局かな?)が多く,関心を
持っているトップがいる会社はきっと良い方向に向かうだろうと感じました。
内部監査に関心の高い方は,質問もたくさんするんですよ。

EMSはパフォーマンスをみるけど,QMSは見ないといっているコンサルなども
いますが,これは間違いです。
というより,ちょこっとQMSの使い方を工夫したら良いと思います。

QMSにはコストの概念はありませんが,コストを考えない企業活動なんてあり
得ませんよね。
結局は,パフォーマンスを求めないと意味がないんです。

それには,TR Q 0005,TR Q 0006 を読むことをお勧めします。
2008年改定では,重要なインプット文書と位置付けられています。
(日本が提案しています)
これは,ISO 9004の改訂に反映される予定です。

ISO 9004(JIS Q 9001)は,会社経営という観点では,ISO 9001よりお役立ち
規格なのですが,どうも人気がない!?ようです。


事務局の知識蓄積・お偉いさんからの防御にも一読お勧めします。(^^;
あと,JQAのアセスメント基準も読むといいです。
(経営の観点が全て入っています)

また,トップマネジメントに活動きちんと認識してもらうには,
「ISO 9001はなんのために取得・維持するのですか?」
に対する,トップマネジメントの答えをきちんともらっておくことです。


私のメルマガなども,トップの方に多く読んでもらいたいと思ってます。

結局は,事務局が熱意があっても,トップが熱意がないと,社員も生き生き
しませんし,事務局も息切れしてしまうんですよね。


続きは,次回号で…。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 与太郎さんのおすすめ書籍・メルマガ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●TR Q 0005及びTR Q 0006(クォリティマネジメントシステム)


2001年1月9日に公表されたテクニカルレポート
TR Q 0005(クォリティマネジメントシステム−持続可能な成長の指針)及び
TR Q 0006(クォリティマネジメントシステム−自己評価の指針)の原文を
収録している本があります。

規格を別々に買うと高いですが,本になっているので,安い,コンパクト,
TR Q 0005,TR Q 0006 の両方載っている。という点が,私的にお勧めです。

http://book.future-maps.com/#ISO9000


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日,下水処理施設見学に行きました。

汚水を浄化して海に放水するまでの工程説明を受け,施設の見学をしました。

毎日なにげなく使っては捨てている水ですが,
水を海に放水できるまできれいにするためにはたくさんの工程を経ていること
を体験し,水を無駄遣いしないことの大切さを改めて感じました。

日々の生活で,一人当たりが水を使う量は,
牛乳パックで250本分水を使っているんだそうです。

それだけ,下水に流しているんですよね。

水をきれいにするために微生物の力を借りているそうです。
初めて知りました。
活性汚泥という泥の中に微生物がどっさりいて汚れを食べてくれるようです。

体験コーナーでは,微生物を顕微鏡で見たり,4種類の水のPHを測ったりし,
小学生の息子の保護者でついて行って,自分が小学生みたいにわくわくして
しまいました。

なっ・なっ・なっ・なつやぁ〜す〜みぃ〜♪


おあとがよろしいようで。。。


デデン!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ やさしく学ぶマネジメント 〜利益向上のヒント満載〜
───────────────────────────────────

[編集・発行] フューチャーマップス http://future-maps.com

[発行責任者] 大日向礼子(仕事の質改善コンサルタント)

[お問合せなど]info@future-maps.com

[ご登録・解除]http://future-maps.com/melmaga.htm

[メルマガ広告]http://future-maps.com/advertisement.htm

───────────────────────────────────

〓 メール登録者限定でお読みいただけるページ 〓

 http://future-maps.com/member
 ID:****** PW:******(メルマガに掲載)

───────────────────────────────────
* 本メールマガジンの無断転載は禁止します。ご利用の際はご連絡下さい。
 転送はご自由です。その際は内容を変えずにこのままお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    Copyright(C) 2003-2005 Future MaPS All rights reserved.