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● やさしく学ぶマネジメント 〜 利益向上のヒント満載 〜

 ( ^o^)y “サンとり症候群”の人が多い日本企業!?


───────────────────── 2005年02月28日 [第028号] ─

 [本日の読者様] 531名(mag2:461/melten:38/melma:32)
 [ホームページ] http://future-maps.com

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 [目次]

 ・“サンとり症候群”の人が多い日本企業!?
 ・ホームページ訪問しました。説得力があってすばらしいです。
 ・品質を作り込むプロセスに注意をはらう「プロセスアプローチ」(原則4)

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 [今週のコーナー]

 ・読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
 ・八っつあん熊さんにも分かる 基本のき 〜ISOのお噺(はなし)〜

 [お休みのコーナー]

 ・今週のちょいネタ 〜身近で見つけたちょっと気になるマネジメント〜
 ・今週の現場 〜現場のちょっと泥臭いお話〜
 ・与太郎さんのおすすめ書籍・メルマガ
 ・知ったかぶりネタ教えます 〜ご隠居さんのちょいといい話〜


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■イントロだぁ〜くしょん!
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チキチャンリンチャンリン。ドドン!

え〜。毎度お運び頂きましてありがとうございます。

2月は28日までで短いんですね。ぼ〜っとしてたら,もう3月です。
でも,28日に第28号とはなんだか縁起がいいですっ!(^。^)

今回も読者からお便りを戴きました。このメルマガも少しづつ双方向の情報
伝達ツールに育っているのかな?と,うれしくてひとりにやにやしてます。
皆様からのお便りをお待ちしています!

それでは,今日も元気にいってみましょ〜!


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■読者の皆様 〜ちょっと素敵なお便り〜
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●“サンとり症候群”の人が多い日本企業!?


匿名希望「ワーキングマザー」さんから,メールを戴きました。
掲載許可を得て皆様に展開しています。

----- ここから -----

こんにちは。いつもメルマガを楽しく読んでいます。
「とりあえず・・・」は日本人らしい!?という言葉があったので,そのことに
ついてメールします。

私も会社の研修で「○○○社は“サンとり症候群”」の人が多いということを
言われたことがあります。
「とりあえず」,「とりいそぎ」,「とりつくろって」という3つの「とり」
だそうです。

この話を聞いてから,私はほとんど「とりあえず」を使わなくなりました。
「とりあえず」ではなく,「まず」「次に」という言葉が,仕事上は適切と
思って・・・。

そうしたら,お昼の番組で,良き医者を選びましょう!
という話があって,やはりこの「とりあえず」という言葉を上げていました。
「とりあえず検査しましょう」「とりあえず薬を飲んでみてください」と言う
医者には,「とりあえず」の意味を確認したほうが良いとのことでした。

「とりあえず」には,
  ・すぐにでも(緊急を要する)〜
  ・まず様子をみましょう〜
の2種類が考えられるとのことです。

うーん,確かに!! と思ってテレビを見ていました。

----- ここまで -----

匿名希望「ワーキングマザー」さん,ありがとうございます。
『「とりあえず」の意味を確認したほうが良い』というのは,お互い考えてい
ることに齟齬が出ないようにしましょうね。あとでトラブルになるから・・・。
という意味に解釈できます。

これを,ISO9001では,どの辺りで要求しているかというと,
 5.5.3 内部コミュニケーション
 7.2.1 製品に関する要求事項の明確化
 7.2.3 顧客とのコミュニケーション
こんな感じですね。5.5.3項は,お客様と企業ではないですが,内部でも情報
伝達に齟齬があると,結果的にアウトプットされるものが要求と違うなどとい
うことになりますから,外せない要求です。

でも,「とりあえず薬を飲んで様子を見ましょう。」って確かに言われてる!
(−−#「とりあえずじゃねーだろっ!」って思いますね!(暴言)

(^-^)私も言葉を意識して使うよう心がけたいと思います。

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●ホームページ訪問しました。説得力があってすばらしいです。


前回メルマガ掲載の匿名希望「熱血調達マン」さんから,メールを戴きました。
掲載許可を得て皆様に展開しています。
一部不特定多数に展開するにあたり(許可の上)文面を変えています。
見やすくするため,引用文は『 』でくくって区切り線を入れています。


----- ここから -----

またまたメールしてしまいました!
まだ,トップページとコンセプト読んだだけですが,
説得力があって,すばらしいと感心してます。

-----
『マネジメントシステムは,有効活用すれば経営に絶対役立つ仕組みです。』

 本当にそう思って,経営に取り入れている企業はどのぐらいあるのでしょう
 か?色々な多種多様なメーカさんとお付き合いしだして,10ヶ月ほどが経ち
 ますが,ISO9001なんぞの取得の足かせになっていない企業の中に,立派な
 マネジメントシステムが多いような???
 そんな気がしているのも事実です。

-----
『認証取得がマネジメントシステム構築の目的だと思っている方。』

 現実は非常に多いのではないでしょうか?
 理由は,日本の国内へISO9001の認証取得をはやらせた(失礼な表現かも?)
 時点に問題があったような気がします。

 認証取得しましょう!!! 
 認証取得すれば,第二者監査がなくなりまっすよ!!!
 こんなことしか理解していないで,メルマガにあるような真の目的も理解せ
 ず,しまいには,認証取得が取引の条件です!!! な〜〜〜んてメーカ
 (恥ずかしながら弊社も入るかもしれません)まで出てくる始末・・・。

 メーカさんも渋々ながら認証取得したのはいいが,維持費は掛かるわ!

 品質も一向に改善しない(当たり前ですが)!
 当然の結果として,楽になると思った監査も減らない!!!
 はたと気がついた中小のメーカさんからは,ISO9001ってなんですか???
 と疑問符が口をついて出てくる。
 その疑問符に対して,きちんと説明できない!取得しろ!と半強制的に言っ
 ときながら無責任きわみない話・・・。

 そんなこんなの状態ですから,悪徳商法ではないですが,いんちきコンサル
 タントまで横行して!
 これまさに!負のスパイラル!!!
 私自身は,こんな風に感じています・・・。
 それに比べれば,堂々とビジネスパスポート!!!と宣言して(いるかどう
 か別ですが?)認証取得している韓国企業の方が,トップマネジメントが,
 しっかりしているのかもしれません。

 暗い話しして済みません・・・。
 私自身は,ISO9001は素晴らしいコミュニケーション手段だと受取っています。
 メーカさんとそういうお話をする機会も増えましたので,
 認証取得して安心しないでください!認証取得は目的ではないですよねッ!
 と発言して回ってます。
 ただし,社長さんや工場長さんには,すぐ理解していただけますが,末端の
 従業員の方々まで理解いただけるか?なかなか難しい課題です。
 もう少し,社長さんや工場長さんが担当者の理解している状況を把握して,
 きちんとしたお話しでもした方が,と思ったりもしてます。

 また,台湾のメーカさんに行ってきます。
 色々トラブル続きだったので,不良対策状況の確認が主目的ですが,どんな
 QMSになっているのか,ISO9001をコミュニケーション手段にしてしっかり見
 てくるつもりです。

また,新しい発見があれば,ご報告しますね!
メルマガの普及期待してます。
長々失礼しました。

-----
 追伸!
『マネジメントシステムの構築・維持は,ISO推進部門(品質保証/品質管理
部門など)がやるものだという考えが組織のどこかにあるうちは絶対に効果は
狙えない!』

 ど・う・か・んです・・・。経営管理質がいいのかな???

-----
『私がコンサルティングを受ける立場だったら,無料のお試し期間があると絶
対にうれしいです。』

 大日向さんのようにきちんとした目的意識を持って,コンサルされようとす
 るならいいのですが,取り合えず認証取得という目的でコンサルされると,
 変な刷り込みが起きるような?
 まっ,元々目的が不純と言うか?ISO9001をよく理解もせず,取得しようと
 するのがいけないのでしょうが!

----- ここまで -----

熱血調達マンさんありがとうございます。

私のコンセプトに一人でも同感して戴ける方がいる限り,普及に時間が掛かろ
うが,静観している人がいようが,私は自分の思うまま,情報発信をしてISO
を勘違いしている企業・経営層にボールを投げ続けたいと思っています。

皆様の会社が,ISO9001を取得している理由は何ですか?
明確に答えられますか?


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■八っつあん熊さんにも分かる 基本のき 〜ISOのお噺(はなし)〜
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*-----* 登場人物 *-----*

  八:八っつあん。八公とも呼ばれている。
    本名は八五郎。職業は大工(無職の時もある)
    喧嘩っ早いが義理人情には厚い江戸っ子の典型。
    結構そそっかしい。

  熊:熊さん。熊公とも呼ばれている。
    本名は熊五郎。職業は八っつあんと同じ大工。
    義理人情には厚い江戸っ子の典型。
    八っつあんに比べると体がデカイ。

  隠:ご隠居さん。
    なぜか横丁に住んでいる。若い時は働き者だったらしい。
    博識者でなんでも知っていることになっている。
    知らないことは知ったかぶってメンツを保っている。

*-----*------*-----*-----*

[前回までのあらすじ]

熊さんが八っつあんにISO自慢をしたことが発端で・・・。
ISOとは何かをご隠居さんに指南してもらうことになり,ISOは非政府組織で
あること,品質マネジメントシステムの種類,要求事項,パフォーマンス改善
の指針,マネジメントシステム監査のための指針について,八っつあん熊さん
の仕事(大工)を事例にご隠居さんに教わってきた。
監査のための指針も指南してもらい,だいぶ詳しくなった八っつあんと熊さん
であった。次は品質マネジメントシステムの原則を教わろうとやってきた。
原則3まで教わった二人。さてさて今回は・・・。

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●品質を作り込むプロセスに注意をはらう「プロセスアプローチ」(原則4)


八「ご隠居さん,こんちわ〜。」

熊「ちわ〜すっ。梅も咲いてちらほら春が見えてますね。」

隠「そうだな。さてと・・・。久しぶりにお前たちに指南するな。」

熊「そうなんすよ。この時期は期末の立替需要が多くて俺らでぇ〜く(大工)
  も休みなしなんでさぁ。暇を見つけて来てやったんだから,茶菓子は奮発
  してくれよ。」

隠「おいおい。ご挨拶だね〜。分かったよ・・・。
  今日は,原則4,プロセスアプローチだな。いつものように,原則で言わ
  れていることを,半紙に書いたから,目を通しなさい。」
 (紙に書いた原則を,八っつあん,熊さんに渡す)

  -----
  「品質マネジメントシステムの8原則」

   原則4: プロセスアプローチ

   活動及び関連する資源が一つのプロセスとして運営管理されるとき,
   望まれる結果がより効率よく達成される。

  -----

八「う〜ん。“活動及び関連する資源が一つのプロセスとして運営管理される
  とき”って言われてもピンとこないなぁ〜。」

隠「プロセスを運用するという考え方は,ISO 9001の1994年版から2000年版へ
  の改定により具体的になったんだよ。
  プロセス自体の考え方は1994年版でもあったのだが,明確でなかったため
  分かりにくかったな。」

熊「そうだよね。8原則っていう考えもなかったよね。」

隠「そうだな。八つの品質マネジメントの原則は,JIS Q 9000ファミリーに
  おける品質マネジメントシステム規格の基礎となっているからな。」

隠「ISO9001の2000年版では,プロセス間の関係,運営管理なども含めて一連
  のシステムとして考えていく“プロセスアプローチ”の考え方が具体的に
  取り込まれたんだよ。」
  
八「プロセス間の関係と言えば,前に読んだ,ISO9001の4.1一般要求事項が,
  そのようなことを書いてあったような・・・。」

隠「その通りだ。4.1一般要求事項は,このシステムの根幹を成すところなん
  だよ。必要なプロセスを明確にして,組織への適用を明確にする。
  プロセスの順序,相互関係を明確にする。ってな一連のことが,4.1項で
  要求されているんだよ。まあ,品質マネジメントシステムの骨格だね。」

熊「骨格を作るために,手っ取り早く何に気をつければいいのかな・・・。」

隠「こんなことを考えてみたらいいんじゃないかな。

   ・顧客,組織が望んでいる結果を得るために必要なプロセスが明確に
    なっているか(どの仕事をプロセスとして管理するのか)

   ・必要と決めたプロセスはどの組織で適用するか明確になっているか

   ・顧客,組織が望んでいる結果を得るために決めた必要なプロセスは,
    相互の関係(インプット,アウトプットの関係など)が明確で,体系
    化されているか

   ・プロセスの順序は仕事の流れを考えると適切になっているか

   ・プロセスの運用,管理が,効果的であると示せるように運用するのた
    めに,プロセスの善し悪しを判断する基準と,どうやって判断するか
    決めているか

   ・プロセスを管理する責任と権限を決めているか

   ・プロセス運用するだけの資源や情報が利用できることを経営層は確実
    にしているか(人物金の適切配分やナレッジ共有など)

   ・プロセスを監視,測定,分析しているか(監視,測定するための目標値
    やKPIが明確になっている,分析の手法の適切性,データ活用など)

   ・監視,測定,分析した結果,プロセスがうまく機能していない場合は,
    計画通りの結果になるような処置が取れる組織になっているか,処置
    取れる仕組みはあるか

  ここを良く考えると,結局システム全体は4.1項からひも解かれているん
  だな。ちょっと難しいかな・・・。」

熊「・・・。」

八「ISO9001は一通り読んだし,言っていることはなんとなく理解できるよ。
  ただ,プロセスという言葉に抵抗があるかな・・・。」

隠「そうだな。まあ仕事の流れとでも考えればいいだろう。
  ISO9000の3.4.1項で,インプットをアウトプットに変換する,相互に関連
  する又は相互に作用する一連の活動。と定義しているしなぁ。」

八「じゃあ,プロセスってえのは,いろんな組織があるけど,その組織がどう
  いう関係にあって,どうつながっているかを明確にすることかな?」

隠「その通りだよ。それがプロセスアプローチの考え方だな。
  1994年版でも,プロセスアプローチの考え方はあったのだけれど,明確に
  なっていないから,結果的に,製品品質には注意を払っても,品質を作り
  込む過程のプロセスには注意を払わなかったというのが反省点だな。それ
  を2000年版で改善しているという訳だ。」

隠「あと,ポイントは,1994年度は,組織活動を中心に見てきたのだが,2000
  年版は,品質システムから,顧客重視の品質マネジメントシステムへと変
  わったという点も忘れてはいけないところだよ。」
 
八「分かりました。出来上がったものばかりに目を向けないで作っている途中
  にも気を配りなさいってことですね。それを,プロセスのアプローチって
  呼んでいるんですね。」

隠「そうだな。今回も良く理解してくれたようだ。指南する私としても嬉しい
  限りだ。まあ,桜餅でも食べなさい。」

熊「はい。遠慮なく!一番大きいのを戴きますっ!」

隠「これこれ。こういうときだけ元気がいいねぇ〜。また,仕事の手が空いた
  ら原則の続きを指南してあげるから寄りなさい。」


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■編集後記
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今回は,なんとなく28日の終わりに出すようにしてみました。
2月ってまだ寒いし,日にちも少ないから,物悲しくて,夕方から夜って感じ
です(訳分からず・・・)。

明日から3月です。早春って感じですよね。
うちの庭にある,梅の鉢植えはもう満開で春が来ている感じ満点です!!

なんだかうきうきします。

3月14日は,ホワイトディ。(^-^)/この機会に蘭はいかがですか?


おあとがよろしいようで。。。


デデン!


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