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やさしく学ぶマネジメント ~ 利益向上のヒント満載 ~

「日本企業はもっとISO 9001を使った方がいい!」

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2004年02月09日[第011号]
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[目次]
・日本企業はもっとISO 9001を使った方がいい!
・書籍になってお得です「QMS-持続可能な成長の指針/自己評価の指針」

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■ イントロだぁ~くしょん!
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チキチャンリンチャンリン。ドドン!

え~。毎度,お運びくださいましてありがとうございます。


2月の誕生石は「アメジスト(紫水晶)」です。
石の持つ意味知っていますか?それは「誠実,心の平和」です。

公私ともども誠実に,心にゆとりを持って生活したいものですね。

また,2月と言えば,2月14日のバレンタインデーです。
2月14日は,聖バレンティヌスの殉職した日で,女性から男性に愛を告白しても良い日に由来しています。

でも,今年は土曜日なので,会社では,義理チョコを配らなくて良かったと思う女子社員と,義理チョコでも欲しい?
オジサン(暴!)の残念な思いが交錯するバレンタインになりそうですね。

ひょっとして,金曜日とか月曜日にあげるのかな?

私は,義理ならやらない方がいいや!と,だいぶ前にやめて何年経つかな…。
もちろん,家族には毎年ちゃんと一生懸命選んであげてますよ。


では,今回も張り切っていってみましょう!


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■ 今週の枕 ~身近で見つけたちょっと気になるマネジメント~
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●日本企業はもっとISO 9001を使った方がいい!


----- [今週のうんちく] ----------

あなたの会社が他社の製品やサービスを受け入れ,それを使って,自社製品の販売やサービス提供を顧客に行なっている場合は,供給者(サプライヤ)にISO 9001を要求してみましょう。

認証取得が要求できなければ,二者間審査としてISO 9001に沿って相手の会社をチェックすればいいのです。

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さて,さて,[今週のうんちく]をひもとくと…。


ISO 9001は,自分の会社が供給者の立場として,対顧客に使う規格だと思い込んでいませんか?

今まで,輸出大国日本は,物づくりを国内で賄ってきました。
しかし,経営資源(人,物,金)の兼ね合いにより,日本の物づくりは,中国,台湾,韓国,ベトナムと海外に生産拠点や物資の購入先を移してきました。
会社によっては,設計から海外の供給者に任せる場合もあります。


ISO 9001は,購入者の要求事項を規格にしたものです。
自分が購入者の立場になったら,お付き合いしている供給者(サプライヤ)にISO 9001の規格要求に沿ったマネジメントを要求することが出来ます。

1987年にISO 9001が登場し,1994年版,2000年版と,日本のメーカは顧客要求と経営の仕組み改善のために一所懸命対応してきました。

もちろん,今でも一所懸命に対応しています。
しかし,経営資源を外に求めた結果,製造メーカ,サービス業の別を問わず,自社努力だけでは,顧客に提供する製品やサービスの質が安定供給できないという事態に陥っている企業が出てきたのです。


ISO 9001は制定当初,どちらかというと日本に合わない規格でした。
なぜ合わない規格かと言うと,最初に述べた通りISO 9001は購入者のものだからです。当時,世界一の供給者である輸出国日本から見れば,余分な規格に見えました。


しかし,OEM供給を受けながら,顧客に製品及びサービスを提供するようなビジネスモデルに転化した今となっては,視点を切り替えれ,購入者の立場から見ると,ISO 9001は,これほど便利な規格はないのです。

そこで,今までやらされるばっかりのISO 9001を,経営資源として使っている供給者(サプライヤ)に要求してみましょう。
アウトソースを管理するために…。


-----[シンキングタ~イム!]-----


経営資源を海外に頼ることを,ISO 9001の規格要求にあてはめると,

 4.1 一般要求事項

  「要求事項に対する製品の適合性に影響を与えるプロセスをアウトソース
   することを組織が決めた場合には,組織はアウトソースしたプロセスに
   関して管理を確実にすること。アウトソースしたプロセスの管理につい
   て,組織の品質マネジメントシステムの中で明確にすること。」

にあたります。


「アウトソースは管理しなさい。」と言っています。当たり前ですよね。

自社で管理出来ていない状態を丸投げと言います。
丸投げは,製品が納入されるまで,また,サービスが提供されるまで,結果が見えないのです。管理しなさいという要求にはミートしません。

最終結果系で納入される製品/サービスのチェックだけすればいい場合は,単なる購入品(サービスも品と捉える)として,発注条件にあっているかの受入れ検査/チェックをすればいいのです。
アウトソースの管理には相当しません。

管理するということは,相手に影響を及ぼせるということです。
相手の手の内を少しも見れない場合は,相手に対しアウトソースの管理など出来る訳がありません。


今は,日本企業もISO 9001を購入条件に出来る時代になってきました。
製品の一部にOEM供給品を使っている企業,サービス提供などの人員をアウトソースシングしている企業は,もっとISO 9001を使ってみて下さい。

アンチISO 9001のトップマネジメント,ミドルマネジメントも,使えるツールだと気がつくきっかけになると思います。


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■ 知ったかぶりネタ教えます ~ご隠居さんのちょいといい話~
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●書籍になってお得です「QMS-持続可能な成長の指針/自己評価の指針」


2001年1月9日に公表されたテクニカルレポート
TR Q 0005(クォリティマネジメントシステム-持続可能な成長の指針)及びTR Q 0006(クォリティマネジメントシステム-自己評価の指針)の原文を収録している書籍があります。

TR Q 0005/TR Q 0006は,業種及び形態,業種,形態,規模,又は提供する製品を問わず,接続可能な成長を目指すあらゆる組識に適用できます。

規格書を別々に購入すると9,700円かかります(TR Q 0005の和文PDFダウンロードまたは和文冊子が4,500円,TR Q 0006が5,200円)ので,購入をためらっていたのですが…。

2003年8月より,二つを一つのA5判の書籍にして1,500円で売っています。
絶対お得ですし,一冊になってA5判なので持ち運びにも便利です。

ISO 9001を取得して更にパワーアップしたい組織は,読む価値ありありです!


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■ 編集後記
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日本適合性認定協会主催の「第10回JAB/ISO9001公開討論会」はもうお申し込みになりましたか?
(3月15日10:00~16:30/東京ビッグサイト国際会議場)
http://www.jab.or.jp/gm_news/news_qs/nws-qs-topix-20040105-1.html

今回のテーマは「内部監査 ISO 9001:2000の有効活用」です。
第10回にして初めて,ISO 9001の要求事項のひとつの項目を取り上げているのが興味深いですね。

ISO 9001は,パスポートとして取得すればよかった時代を経て,有効性,パフォーマンスを追求するという,次のステージに進んでいます。

顧客のISO 9001に対する価値感が変わってきた今,サプライヤである企業も,お客の期待に答えるために変化に追従していかなければなりませんね。


おあとがよろしいようで。。。

デデン!


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