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2003年12月05日[第007号]
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やさしく学ぶマネジメント ~ 利益向上のヒント満載 ~
「ビジョンを明確にして従業員に熱く語る!」

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[目次]
・いろいろな視点と考え方を戴きメルマガ脱皮大作戦!
・ビジョンを明確にして従業員に熱く語る!経営者の役割です。

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■ イントロだぁ~くしょん!
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チキチャンリンチャンリン。ドドン!

え~。師が走ると書いて師走。
先生も走る。サラリーマンも走る。何かと師走は忙しいですっ。
そんな,お忙しい中,お運びくださいまして真にありがとうございます。

12月ですねぇ~。あっという間に来年です。
1月の神様「ヤヌス(Janus)古代ローマの神様」は,顔が2個あるそうです。
去年と今年(現時点は12月なので今年と来年です)を見てるのでしょうか?

来年になって,「あ~。こんなはずじゃぁ・・・。やり直したいぃぃ!!」と去年を恨めしく思わないためにも,2003年最後の12月「マネジメント」をしっかりやりましょう。


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■ 読者の皆様 ~ちょっと素敵なお便り~
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●いろいろな視点と考え方を戴きメルマガ脱皮大作戦!

読者の皆様から,メールを戴きました。
なお,内容はメルマガで不特定多数の方にふれても差し障りないように文意を変えないことを配慮し丸めています。(^-^)

これを機に,少しでも皆様のご要望に近いメルマガになるように,スタート時の構成の固定観念を脱皮することにしました。

○ちょっと長いけど面白いです。これからも頑張ってくださいね。

 はぁ~い。頑張ります!日夜,面白そうなネタを物色してます!?
 いろいろお伝えしようと思うと,長くなっちゃうので,今回からコーナー固定ではなく,試験的に毎回号コーナーを変えていくようにします。

○ISOをマネジメントの道具として活用すると言うのは同感です。もう少し現場の泥臭い話があると良いです。

 そうですね。今更飾っても仕方ないですものね。(^^;ゞ
 「今週の現場 ~現場のちょっと泥臭いお話~」というコーナーを作ることにしました。読者のウォンツにヒットするよう頑張りまぁ~す!
 (でも,今回は載せなくてごめんなさい。。。)

○今度,内部監査員になる教育を受けるよう社内で言われたのですが,事前に少し勉強しようと思います。何から勉強すれば良いですか?

 個別に回答しました。
 今後,良くある質問は,プライバシーポリシーに関わる部分は除いて一般化した回答をWebにFAQとして掲載するような方向で考えます。


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■ 今週の枕 ~身近で見つけたちょっと気になるマネジメント~
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●ビジョンを明確にして従業員に熱く語る!
 それは,経営者の役割です。


----- [今週のうんちく] ----------

マネジメントを限り無く単純化すると,次のようになります。

ビジョンと戦略の設定 → 目標設定 → 施策の決定 → 従業員への周知

大切なことは,「従業員への周知」は,トップマネジメント(経営層)が,「自分の言葉で伝える」ということです。受け売りでは,社員の感動は絶対に生みません。

戦略マップを作ることが,自分の会社を理解することになります。

従業員全員でバランス・スコアカードを作ってみるのも,マネジメント手法のひとつです。班分けをして,全員投票で一番の戦略マップを使うのも手です。
自分達で知恵を出し合って作った戦略マップなら真剣に取り組むはずです。

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さて,さて,[今週のうんちく]をひもとくと・・・。

前回の第006号のメルマガで,マネジメントの道具のひとつとして,バランス・スコアカードがあることを書きました。

先日,丁度,「バランス・スコアカード」のセミナースタッフをしました。

講師はバランス・スコアカードの日本の第一人者,横浜国立大学大学院教授・エジンバラ大学客員教授の吉川武男 教授 です。

マネジメントを限り無く単純化した,ビジョンと戦略の設定 → 目標設定 → 施策の決定 → 従業員への周知は,マネジメントのどんなツール(道具)・手法にも当てはまります。

バランス・スコアカードでは,
目標設定に際し,4つの視点から戦略目標を立てます。

施策の決定は,バランス・スコアカードでは,重要成功要因,業績評価指標,ターゲット,アクションプランを順に立てていきます。

出来上がった姿は,「戦略マップ」です。これを,社員にトップマネジメント(経営層)自ら周知します。従業員への周知は誰かに任せては駄目です。
思いたっぷりに,熱く,従業員に語り掛けましょう。


今回の吉川教授のセミナー資料のベースになったのが,
「バランス・スコアカード構築 基礎から運用までのパーフェクトガイド」です。

目的は,ビジョンと戦略を実現すること。バランス・スコアカードは手段であるということが理解できる良書です。
吉川教授本人が,1ヶ月で1万4千部売れたと言うお勧めの超ヒット作!
どのように構築するかを順を追って丁寧に解説し,活用のためのワークシートもついています。図表が豊富でとても分かり易いです。
この値段でこの内容は,はっきり言ってお得です。
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https://honto.jp/netstore/pd-book_02334200.html?partnerid=p-hina56226


「バランス・スコアカード導入ハンドブック」もお勧めです。
吉川教授,最新本です。

勝ち組企業になるための基本となる4つの視点。
「財務の視点」,「顧客の視点」,「社内ビジネスプロセスの視点」,「学習と成長の視点」
各視点にどんな「業績評価指標」を設定すれば良いか?吉川教授が,バランス・スコアカード導入のノウハウを公開。
巻末に「業績評価指標」の事例も豊富に掲載。参考になること間違いなし!!
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https://honto.jp/netstore/pd-book_02369745.html?partnerid=p-hina56226



-----[シンキングタ~イム!]----------

なぜ,トップマネジメント(経営層)は,「戦略マップ」を自分の言葉で,従業員に熱く!語らないといけないのでしょうか?

それは,目標を掲げてマネジメントすることが経営には不可欠だからです。
トップマネジメント(経営層)が,明確な目標を持っている姿を示すことでリーダーシップが生まれます。

ISO 品質マネジメントシステムでも,
JIS Q 9000:2000 0.2品質マネジメントの原則 b)リーダーシップ「リーダーは,組織の目的及び方向を一致させる。
リーダーは,人々が組織の目標を達成することに十分に参画できる内部環境を作り出し,維持すべきである。」とうたっています。

「組織の目的及び方向を一致させる」ためにも,目標には,数字をきちんと入れることです。
これができなければ,どんなに良いマネジメントツールも役に立たない道具にしかならないでしょう。

しかしながら,いろいろな事例を見てみると,根拠の無い目標値や,施策が抽象的で何をしたら達成の可能性があるのかさっぱり分からない目標を立てている企業が意外と多いことに驚きます。

私の好きな経営者,高塚猛氏が某雑誌で話していた内容で,目標を立てることは「ロマン」で,数字を当てはめることは「ソロバン」だと言っていました。
(さすが,うまいことをいうなぁ~。と納得!崇拝!!)


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■ 編集後記
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顧客のセグメント分けをして商売をしている分野はたくさんあります。
美容院・床屋もそのひとつですね。

先日,1000円カットのお店が東京都港区三田にオープンしました。
オープン前の宣伝が笑えました。

「慶応仲通り カット専門店 きっちゃ王~。
1000円で5000円並みの満足感。今ならオープン価格700円!」と拡声器をつけた赤いスポーツカーが,ちり紙交換のスピードで流し。。。

拡声器の大きな音にもびっくりしましたが,真っ赤なスポーティな車のボンネットに,でかでかと

  慶応仲通り
  きっちゃ王

と紙を貼っているのにもビックリたまげました。
(あれは,宣伝が終わって,きれいに剥がれるのかしら・・・。と余分なことが気になったり・・・。)

名前が,「きっちゃ王」ですよ!! 安売り大王みたいでしょ!?

今は女性も1000円カットにいきます。(もちろん行かない人もいますが。)
といっても,全部切ってもらうのではありません。
前髪を切ってもらうのです。
普段は,高級な?通い慣れた美容院に行って,前髪がちょっと伸びたら1000円カットに行くという具合です。
(ちょっとおしゃれっぽい1000円カットなら,女性も通ってきます。)

「きっちゃ王」は,宣伝の仕方とお店のネーミングからすると,学生・サラリーマンをターゲットにしているのでは?と思いました。
(勝手な思い込み。。。)


おあとがよろしいようで。。。

デデン!


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